研究活動

■教育

愛媛大学農学部附属演習林では,年間を通して数多くの授業が行われています。特に,森林資源学コースにおける総合的な森林学への導入授業である 「森林科学」 シリーズでは,コース分属を果たした2回生が約1年間にわたって毎週のように演習林に宿泊しながら森林学の基礎を学んでいます。また,農学部1回生の必修科目である
「生物資源科学実習ⅠB」 では,約200名の1回生全員を(宿泊定員の関係で40人ずつ5回に分けて)1泊2日で森林踏査や樹木の同定,枝打ち作業実習を経験させています。この実習には森林資源学コースの大学院生をTAとして参加させていますが,1回生だけでなくTAにとっても貴重な教育実習経験となっています。
その他にも,全学を対象とした共通教育の夏休み実習 「日本の森林から世界の森林へ」 や,現代GPとして大学をあげて推進してきた 「環境ESD指導者養成講座」 における実習の受け入れなどを行っています。さらに,中国四国地域の国公立9大学で作る連携授業 「里山フィールド演習」 の開催受け入れや,松山市周辺の私立大学との単位互換授業 「森林を知ろう」 なども実施されています。

A.共通教育科目
・自然の法則 「日本の森林から世界の森林へ」
・環境ESD指導者養成講座ⅠおよびⅡ

B.農学部専門教育科目
・生物資源科学実習ⅠB

C.森林資源学専門教育コース科目
・森林科学Ⅰ~Ⅷ
・測量学演習
・森林測量学演習
・実践森林 ・ 林業教育

D.理学部専門教育科目
・生物学野外実習

E.大学間連携授業
・中四国9大学連携授業 「里山フィールド演習」
・大学間単位互換授業 「森林を知ろう」(松山大学生受講可)

F.社会連携
・SSP高校生講座
・愛媛県高校生特別授業 「森にとける:高校生の夏」
・地元小中学校との連携授業
・松山ロータリークラブ ・ サマースクール 「みんなでエコロジー」
・公開講座 「森の達人」(小中学生対象)
・公開講座 「樹木ソムリエ」(視覚障害者対象)

■研究

愛媛大学農学部附属演習林では,森林造成部門 ・ 水土保全部門 ・ 森林経営部門 ・ 森林教育部門およびその
他の部門への研究場所の提供(部門開放)という,合計5つの部門別研究を実施しています。
2010年度現在実施中の研究テーマは以下に示す通りです。

A.森林造成部門

番号 テーマ 研究者名 場所 備考
モミ・ツガ天然生林の生態学的研究 二宮 生夫 全域および
2林班つ小班
(永久調査区)
共同研究
樹木の生態生理機構の解明に関する研究 二宮 生夫  全域 共同研究
樹木フェノロジーに関する研究 高松 陽一郎
河野 修一
 全域 全国大学演習林
共同研究
スギ品種の地域特性に関する研究 小林 修
河野 修一
高松 陽一郎
1林班ほ小班
1林班へ小班
5林班い小班
6大学演習林
共同研究
(九州大学他)
スギ精英樹クローンの特性に関する研究 河野 修一
高松 陽一郎
1林班を小班
1林班り小班
2林班わ小班
 共同研究
(愛媛県林業技術センタ-)
ヒノキ品種の特性に関する研究 河野 修一
高松 陽一郎
1林班小班 演習林
ミズナラのフェノロジーに関する研究 原田 光  全域 共同研究


B.水土保全部門

番号 テーマ 研究者名 場所 備考
林道のり面の植生保護工に関する研究 江崎 次夫
河野 修一
林道のり面全
流域および桧
皮田ライシメーター
共同研究
林道のり面の植生遷移に関する研究 江崎 次夫
河野 修一
林道のり面全
流域および桧
皮田ライシメー
ター
共同研究
酸性雨の実態把握 江崎 次夫
河野 修一
 全域 共同研究
複層林施業における林内作業車道計画 河野 修一
高松 陽一郎
大田 伊久雄
 1,2,4林班 演習林


C.森林経営部門

番号 テーマ 研究者名 場所 備考
コンピュータによる森林管理システムの開発
に関する研究
河野 修一
高松 陽一郎
小林 修
 全域 演習林
レーザー遠隔探査による広域的な森林資源 ・機能量の測定 末田 達彦
都築 勇人
 全域 共同研究


D.森林教育部門

番号 テーマ 研究者名 場所 備考
体験学習による感性の研磨と森林 ・ 林業観の涵養に関する研究 鶴見 武道
小田 清隆
森賀 盾雄
芳之内 正幸
全域 農山漁村マネジメント
循環型資源材料の理解度向上に関する研究 鶴見 武道
小田 清隆
森賀 盾雄
芳之内 正幸
全域 農山漁村マネジメント
演習林を利用したフィールドサイエンスのプログラム構築 小林 修
寺下 太郎
河野 修一
高松 陽一郎
全域  演習林
視覚障害者向け森林教育プログラムの開発 小林  修
寺下 太郎
河野 修一
高松 陽一郎
全域  演習林
演習林公開講座の企画 ・ 運営体験が大学
生に及ぼす教育効果
小林  修
寺下 太郎
河野 修一
高松 陽一郎
全域  演習林


E.部門開放

番号

テーマ

研究者名 場所 備考
米野々演習林の昆虫相に関する研究 酒井 雅博 全域 環境昆虫学
イチイ ・ キャラボク内生菌,ペスタロッチア菌のタキサン類生産に関する研究 橘 燦郎
伊藤 和貴
全域 森林資源利用化学
 3 天然からのダイオキシン分解菌のスクリーニング 橘 燦郎
伊藤 和貴
全域 森林資源利用化学
天然からスクリーニングした菌によるダイオキシン類のバイオメディエーション 橘 燦郎
伊藤 和貴
全域 森林資源利用化学
河畔林と河川生物に関する研究 井上 幹生 全域 理学部生物地球圏科学
地域資源を用いたものづくり 林 和男
杉森 正敏
全域 森林資源利用システム